コーヒーは果実の種から出来ていることをご存じですか?
ここでは、コーヒーの栽培方法をご紹介します。
毎日のように飲んでいるコーヒーですが、コーヒー豆は一体何から出来ているかご存じでしょうか?
コーヒー豆は、コーヒーの木になる果実の中にある種から出来ています。
コーヒーの木は、アカネ科・コーヒーノキ属に属する植物です。
コーヒーベルトと呼ばれる亜熱帯地域で育つので、日光がとても大好きな木です。
もしコーヒー豆を購入したら、是非産地を確認してみてください。
ブラジル・メキシコ・コロンビア・コスタリカ・ベトナム・エチオピアなど赤道に近い地域のものが多いです。
日本でも沖縄や小笠原諸島で栽培されています。
国内生産のコーヒーは生産量が限られているためとても希少です。
コーヒーの木についてですが、葉っぱがとてもしっかりとした緑色です。
とても良い香りの可愛い小さな白い花が咲いてから、緑色の実がなります。
実が赤くなって熟したら収穫します。
この赤い果実の中に、コーヒー豆の形をした種が2つ入っています。
店舗で購入しているコーヒー豆は焙煎されていて茶色いですが、とれたてのコーヒーの豆は薄い緑色をしています。
生の豆は香りも青臭くて、まったくコーヒーの香りはしないです。
生豆を丁寧に焙煎することで、いつも飲んでいるコーヒー豆が出来上がります。
コーヒーの5つの栽培過程
1.コーヒーの木の苗を育てる
コーヒー農園でコーヒーの木を育てる時には、まずはじめに豆から苗を作ります。
苗がある程度育ってきて苗木になったら、広い土地に植えます。
2.コーヒーの木を植えて育てる
コーヒー豆の木です。
自宅で育てているのですが観葉植物として観賞用のコーヒー豆の木なので大きくはならないですし、実もつきません。
葉っぱ、強くて青々としていて、しっかりしていてとても強いです。
月桂樹の葉っぱを少し柔らかくした感じです。
毎年、夏になると元気になって、すくすく育ちます。
コーヒー農園などで育てられている、コーヒーの木は3年くらいで実がなります。
3.コーヒーの木に花が咲く
実がなる前に可愛らしい小さな白い花が咲きます。
ジャスミンのような甘い感じのとてもいい香りがします。
コーヒーの花は、だいたい2~3日間くらいしか咲かずにすぐに散ってしまいます。
コーヒーの実がなる
花が咲いた後に、青い実(果実)がなります。
青い果実は熟すと赤くなり、果実の中に2つの種が入っていて、その種がコーヒーの豆になります。
熟したコーヒーの果実は、赤くなってサクランボのように見えることから、コーヒーチェリー(Coffee Cherries)とも呼ばれています。
4.コーヒーの果実を収穫する
果実が熟して赤くなると、収穫します。
ピッキングといわれる作業は、機械収穫または人の手によって行われる手摘みになり。
機械での収穫は、気を揺らして落ちてきた実を収穫します。(オリーブの機械収穫と似ています)
手摘みの場合は、人が手作業で赤く熟した果実のみを収穫します。
5.コーヒーの精製を経て生豆
収穫した果実の果肉や皮など不要な部分を取り除くと、生豆のできあがりです。
焙煎前の青い豆の状態の生豆は、GreenBeans(グリーンビーンズ)とも呼ばれています。